Column

2019/04/22

プラスチック包材から天然包材へ切り替え始まる!

バナナの葉を利用したエコ包材導入

 プラスチック廃棄物を減らすために、ベトナムのスーパーマーケットでは、従来のプラスチック包装をバナナの葉に置き換えました。 タイ・チェンマイのリンピングスーパーマーケットは先月、同社が使用してきたプラスチック包装を取りやめ天然包材に切り替えたことを受け、多くのベトナムのスーパーマーケットも、それに習うことを決めたという。 最近ホーチミン市7区にあるロッテマートでは、買い物客がバナナの葉に包まれた青ネギやオクラ、その他の野菜を見て驚いています。

他のスーパーマーケットチェーンも、環境に優しい包材使用を増やす計画の一環として、バナナの葉を使って店内の野菜を包む実験を行っている。特に、サイゴン・コープ、コープ・マートやコープ・エキストラ・ハイパーマーケット、コープフードストアおよびコープスマイルズ・コンビニエンスストアで構成されるチェーンシステムで、生分解性のあるバナナの葉製包材への段階的な切り替えを進めています。

エコ包材各スーパー今後の取組

 サイゴン・コープ社広報担当社によると、同チェーンシステムグループは、バナナ葉包材は既存の方法よりも環境に優しい利点を強く意識していると話す。また、ビッグCスーパーマーケットチェーンも4月1日からハノイの店舗で導入、3日からはベトナム中部及び南部地域の各店舗でもバナナ葉包材を導入し、野菜類の包装を始める。これまでのところ、この取組は多くのベトナム人買い物客から多くの支持を集めています。北部ハノイのロッテマートで野菜を購入した主婦ルオン・テイ・ミン・フォンさんは、「すべてのスーパーがこのような天然包材を利用することになれば、大量のプラスチック廃棄物の削減に繋がり嬉しいです。」と語る。今後、バナナ葉縫製は、米粉から作られたストローのように利用が益々促進されてゆくことになるだろう。現在、ベトナムでは一日あたり約2,500トンものプラシチック廃棄物が処理されている。

(ブログ筆者寸評)

 ニュースとしては、3月30日の現地Tuoi Tre新聞からの報道で、やや旧聞に属するものの、ベトナム人気質をよく捉えた内容の記事と考えられることからここに敢えて採り上げることにしました。元来、新しいモノが大好きなベトナム人、暮らしの質が徐々に向上するに従い、便利であったり、或いは環境に優しいエコだったり、特にこの国のミドルクラス(主にスーパーマーケットを日常的に利用する層でもある)は敏感に反応する。ましてや、あらゆる情報がネットで瞬時に届く今、そのスピード感たるや、日本以上かも知れない。

顕著な例を上げるとすると配車アプリ。もともとオリジナルは、四輪車を対象としたシェアライドとしてシリコンバレー内の移動手段として発明されたものだが、ここベトナムに定着し僅か5年足らずで、四輪車は言うに及ばず、ベトナム庶民の足である二輪車、そしてそれらを利用し、飲食店とコラボしたデリバリーサービスへの進出と、どんどん進化し発展中。今回のバナナの皮を使用した包材、エコへの市民意識の高まり以外にも、伝統的にベトナムでは天然素材を利用した包材の歴史が古く、おこわや加工食肉をヤシやとうもろこしの葉などで包んで来たので、エコとの親和性はたかいのである。

良いと思われるものはどんどん取り入れ、そして改良を加える。先進国の場合、良いと分かっていても法整備や既得権益者らと調整に時間が掛かり、なかなか直ぐに実現ができない閉塞状況に置かれてしまう。このままゆけば、いずれ近い将来、このような部分から先進国と新興国の立ち位置が逆転してしまうかも知れない。

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