Column

2019/08/26

ベトナムオートバイ市場上半期売上減少傾向

市場は飽和状態に近づきつつある現状、2019年前半のバイク販売台数は前年同期比で6%減少し、150万台に留まった。ベトナムオートバイ製造業者協会(VAMM)に拠れば、今年第2四半期国内の人気バイクブランド上位5社の販売総数が749,516台で、前年同期比4.39%減と発表。

上位5社は、ホンダ・ピアジオ・スズキ・SYM・ヤマハで、これらだけで、ベトナムバイク市場の約95パーセントを占めている。5社のVAMM各メンバーの内、ホンダは現在、市場シェアの約77%を保持しており、昨年6月末の保持率から4.5パーセント増加させた。他の4社については、いずれも市場シェアは変化なし。

バイク販売の落ち込みは、バイク市場が飽和状態に近づいているためである、とVAMMは診ている。マーケティング調査会社Motorcycles Dat直近報告によると、2018年度のベトナム販売台数は、インド・中国・インドネシアに次いで、世界で4番目に大きいオートバイの消費国とのこと。ちなみに同調査会社の2データーでは、2018年度、インドが2,150万台、中国は1,550万台のバイクを販売。

ベトナム運輸省によると、2016年末現在で、ベトナムには4,500万台の登録バイクがあり、それらの利用者は9,200万人を超えるという。

(ブログ筆者寸評)

 ベトナムの都市部に来たことがあれば、市内を縦横結ぶ通りという通りを大量の台数のバイクがそれこそ縦横無尽に走っていて、そこを徒歩で横切るのに難儀された経験をお持ちのことだろう。バイクのみならず、各種自動車や自転車、さらには電動自転車などが目まぐるしく通りを行き交うからだ。

 

このままゆけば数年後には、都市部の道という道が機能不全を起こし、渋滞に次ぐ渋滞で経済的損失も甚大なものとなると心配になる。実際、朝夕のラッシュアワーは今でも顕著で、僅か100メートルの移動に20分かかる場所なども出てきている。国も当該自治体も、道の拡張や架橋或いはトンネル新設工事など進めているものの、それ以上に都市化の人口流入によって人が増え、それと共に、それらの人々の足としてバイクその他の乗り物も持ち込まれてゆく。

バイクの飽和状態に拍車をかけるように近年は、大型バイク免許取得が6年ほど前に市民に門戸が開かれ、小型に混ざり、中・大型車も市場に参入。加えて、電気自転車も当地学生(中学・高校生)の足として拡大の一途を辿っている。将来的にホーチミン市などでは、中心部へのバイクや自動車の乗り入れ規制も検討中と囁かれているものの、それよりも早く交通が完全に麻痺する日がきてしまうのではないかと思う。

バイク販売の減少傾向というのはつまるところ、電動自転車や四輪自動車へ公共輸送期間への代替が増えてきているということではないだようか、、、

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