Column

2020/01/11

ベトナム小売業者4.0時代の技術競争

 米大手コンサルティング会社のデロイトコンサルティングが実施した調査で、購入意志決定の70%が店舗で行われることが示されることが判明。現代の小売業者は、買い手をつなぎ留め、引き付けるために、顧客の利便性とショッピング体験に注意を払わなければならないという。 「簡単な支払い」が出来ることは重要で、消費者がより多くの商品を購入するように促す方法でもある。顧客は、買い物好きである一方、支払いに掛かる時間を面倒がる傾向にある。これに対応するように近年、世界の大手小売業者がScan&Goテクノロジーを利用し、特にCheck-out Freeしている。 各小売業者は、Scan&Goをカスタマイズして、自店の業務に合わせ使用する。一般に、この技術には2つの大きな特徴があり、ひとつは支払い時間の短縮と、もうひとつは遠方からの商品の受注と配送だ。

 専門家によれば、この便利な新技術は、すぐにベトナムに導入されるだろうと予測する。市場シェアの26%を占める現代の小売チャネルの成長率は11%で、70%を占める従来の小売チャネルの成長率は1%とまだまだ控えめ。 世界の小売チェーンは、長年にわたって高度な技術の適用を行ってきましたが、ベトナムの小売業者はまだこれから。先の専門家は、この技術を導入するために、企業は十分なリソースと長期的なビジョンを持つ必要があると話す。あるベトナムの小売業者は、かつて同様の支払い方法を試みましたが、望ましい効果がだせなかったが、最近は、Vingroupが所有する2つの小売ブランドのVinMartとVinMart +は、強力な財務能力を持つコングロマリットであり、VinMart Scan&Goで技術競争に参加し、顧客がCheck-out Freeを使用できるようになった。

 この動きにより、ベトナムの小売業界はCheck-out Free市場に正式に参加。 VinMart ScanGoは、国際的に普遍性のあるScanGoの長所を継承し、ベトナムの消費習慣に適合するようにカスタマイズされているのだ。 VinMart ScanGoは、支払い時間を30秒、つまり通常の支払い時間を約90%短縮に役立つとされる。 VinCommerceVinIDによって開発されたScanGoのベトナム版がどこまで進むかは現時点では不明だが、消費者を引き付けることでひとまず最初の成功を収めたといえるだろう。

VN.Netより要約抜粋(05APR2019)

(ブログ筆者寸評)

    この手の記事を読むたび毎回思うことだけど、いわゆる先進国と新興国の情報格差は、完全に無くなったといえる。情報のベクトル、例えばそれが金融・物流・飲食あらゆる業種の中で、ネットを介在し一気に伝わり共有化される。その中で、国を超えて優秀な目端の利く者から先に自分に関わる事業や趣味などに反映・投影させ有利に展開させてゆく時代だ。わが祖国、ニッポンもキャッシュレス化に舵を切り、遅ればせながら現在進行中で、テレビを見れば、利用法について懇切丁寧に解りやすく解説する番組なども見られている。実は、上記記事は、昨年4月のもの。ベトナムもほぼ日本と変わらぬスピードでキャッシュレス化の波が来ている。日本もうかうかとしていられない時代の波に晒されているのだ。

 

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