Column

2020/03/11

ベトナム株価コロナ騒ぎで大幅下落

 世界的な景気後退に伴い、3月9日(月)の朝、ベトナムの株式は急落し、新規コロナウイルスの拡散が世界中で顕在化、それに伴い投資家心理に影響し売りが加速し、安全資産の金に投資家の買いを集めることになった。ホーチミン証券取引所のVN-Indexは5.79%急落し、839.85ポイントで朝の取引を終了、ハノイ証券取引所では、HNX-Indexは6.12%を落とし106.69ポイントになった。アジア全体で、主要な株価指数は、日本の日経が5.7%、韓国のKospiが4%以上、中国のHang Sengが3.5%、オーストラリアのS&P / ASXが6%以上下落するなど、あちこちでクラッシュが起こった。

 世界各国でほぼ11万人がウイルス感染者と診断されており、死亡者数は全部で3,800人を超えている。ベトナムの感染者数も3月8日(日)現在で、30人に増加し、投資家心理を冷えさせた。ホーチミン証券取引所の市場価値と流動性による上位30銘柄すべてが価値を落とし、そのうち12銘柄が1日の最大値である7%下落。またOPECのロシアとの供給削減協定が決裂し、エネルギー関連会社の株価も圧迫され、原油価格は9日に30%急落した。PVガス、PetroVietnam掘削&井戸サービス(PVD)、Petrolimexはすべて7%を失い、PV Powerは6.8%を失った。

 流動性は引き続き良好で、午前中にハノイ・ホーチミンふたつの市場で5兆ドン(2億1,460万米ドル)相当の2億7,800万株が取引された。反面、金価格は引き続き高く、一両(約37.5g)あたり約4680万ドンから4,750万ドン(2,008-2,039米ドル)で推移。

VNA 09MAR2020 抜粋要約

(ブログ筆者寸評)

 先行き不透明なコロナ騒ぎ、日に日にその拡散と地域の拡大に比例するように投資家心理に響いて来る。この週末にベトナム株投資をしている知人が、旅行に関わる銘柄は損切でも構わないからすぐに売り抜けるべきと話していたが、9日の株式市場の結果を見るとまさにその通りで、特に航空輸送関連株はひどいことになっていた。ベトナムでもこのところLCCがいくつも設立されいるのだが、国営航空会社が自前の機材を多く所有しているのと異なり、LCCは機材をほとんどリースに頼っている。しかも、対中国線は、運休に追い込まれ、機材の6〜7割が遊んでいる有様。当然、毎月莫大なリース料を支払わなければならず、この様な状況がいつまでも続くわけもなく、これが売り圧力に繋がったと言える。まだまだ株式相場は、コロナに対応するワクチンが実用化されない限り世界的に下落が続く長丁場となりそうだ。

 

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