Column

2020/03/10

今後半年以上コロナ騒ぎが続けば74%の企業が倒産に直面!

 Covid-19の流行が6か月以上続く場合、ベトナムの企業の74%が収益が運用費用を賄えないため破産するだろうという調査結果が出た。3月2〜3日の間でに行われた1,200社の企業に対する民間経済開発調査委員会(IV委員会)の調査で、30%近くの収益が20〜50%減少し、60%が半分以上減少する見込みという。調査対象企業の4分の3は各従業員は100人未満の零細企業。Covid-19の流行で最も大きな打撃を受けた分野は、観光、教育、繊維、履物、木材加工分野だ。IV理事会は、行政手続改革のための政府諮問委員会により運営されている。

 Covid-19は、1月から2月にかけてベトナムの観光収入が70億米ドル減少。今年の2か月間の全国のホテル宿泊客の数は、60-70%減少した。飲食関係も顧客減少は深刻な問題で、オーナーたちは従業員を解雇し、固定費削減に努めている有様だ。ハノイとホーチミン市は、他の地域とともに、3月15日まで各学校を休校させている。木材加工業を含む製造分野でも、中国からの原料輸入が滞る中、現在庫だけでは早くて3月、遅くても4月には生産調整に入らなければならないとする。IV委員会の報告によると、中国はベトナムの製造および加工原料の主要な供給源であるだけでなく、国の木材チップおよび60〜70%を占める紙製品の輸出市場でもある。

 

 Covid-19は現在113の国と地域に広がり、世界中で4,000人以上が死亡した流行の深刻な影響を受けて、ほとんどのベトナム国内企業は従業員に無給休暇や一時的な操業停止をしざるおえない状況だ。さらに、回答企業の約20%は、Covid-19に対抗する適切な手段がないと答えており、零細企業の能力の限界を示している。各企業は、独自の経営努力に加えて、法人税、付加価値税、納税遅延に対する罰金の免除などの形で政府からの支援を求めている。計画投資省によると、 2020年のベトナムのGDP成長率は、この5年間のうちで5.96%の最低に達する可能性がある

VN Express 10MAR2020 抜粋要約

(ブログ筆者寸評)

 とにかく固定費は毎月掛かるのに売上が伸びない。これが数ヶ月続くとなれば企業存続が危うくなる。特に体力の無いところからバタバタ倒れてゆく。実際、うちの近所で、ここ3〜4年で飲食街として発展し、スタバなどの外資系のファストフード店なども進出し、賑わいを見せて来て、家賃も急騰していた通りがあるが、この2ヶ月で店仕舞するところが増え、シャッターにはベトナム語で「テナント希望」の文字が並ぶようになっている。74%の零細企業が倒産の憂き目を見るというのはあながち誇大な表現でなく、街の状況を観察すれば、そうなっても不思議では無いように思える。

 リーマンショック時と今回の騒ぎをリンクして捉える向きもあるが、決定的に異なるのは前者は、人々は金には苦労したもののそれでも自由に出歩き、安いなりに消費活動はできたのである。しかし、後者は、その自由が効かない。ある程度、Covid-19の終息が見えて来ない限り、現状は続くだろう。試練の日々は長引くと思われる。

 

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