Column

2020/03/13

ヴィングループ産業用不動産に参入

 Vingroupはスタートアップベンチャーによる産業用不動産投資ユニットに再構築し、それを新たな成長戦略の柱とした。ベトナム最大の民間コングロマリットは、Vingroup Venturesの名前をVinhomes Industrial Zone Investment(Vinhomes IZ)に変更。Vinhomes IZ株式の大部分は、Vingroupの不動産部門であるVinhomesに譲渡されたという。Vingroup Venturesは、スタートアップをサポートするために2018年12月に設立。資本金は700億ドン(約300万米ドル)で、Vingroupが70%の株式を保有。

 

 Vinhomesは声明では、産業用不動産は不動産成長の3つの柱の1つであり、他の2つはサービスアパートとオフィス需要であるする。また、産業用不動産の開発は、ベトナムの製造業者が自動車サプライチェーンに参加し、ベトナム製自動車を生産する機会を創造。尚、昨年度のVingroupの収益は7.3%増加して130.79兆VND(約56億米ドル)に達した。

 

VNexpress 11MAR2020 要約抜粋

(ブログ筆者寸評)

 元々、Vingroupは不動産開発でマンション等を一般個人を相手に伸し上がって来た会社なので、逆に産業分野の不動産に今から手を付けるのか?といささか遅きに失した感は否めない。とは言え、Vingroupの今回の狙いは第二段落に書いてあった。

「ベトナムの製造業者が自動車サプライチェーンに参加し、ベトナム製自動車を生産する機会を創造」

 まさにこれに尽きるだろう。Vingroup総帥Vuong氏は、2017年にVinfastという自動車メーカーを新たに立ち上げ、育成するために昨年末には彼の小売量販部門であったVinmartやその小売関連会社を全て売却し、Vinfastの世界販売戦略の原資とし、20億ドル投入することを既にメディアで発表している。Vinfastは現在、イギリスのオペルやドイツのBMWなどと提携し、内燃機関製自動車の重要パーツやデザインの供給を受け、ベトナムで組み立てを始め国内販売をスタートさせているが、将来的にEVに移行させ、販路も海外を視野にしたベトナムにおける生産拠点組成を目指している。要するにVinfastの為のサプライチェーンを構築に自ら産業用不動産開発を主導してゆくという意図などだろう。

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