Column

2019/07/24

独自技術力を確立・向上せよ!

     機械関連分野は、輸入工作機械への依存からの脱却を図る為 独自で高品質の工作機械や精密機器を生産すべきであると、チャン・ダック・ルオン大統領は訪問先の産業省機械工作研究局(NARIME)で述べた。ベトナムは、年間凡そ5~6億ドルを輸入工作機械や設備に頼っている現状を是正し、独自技術開発確立の重要性を次の様に訴えた。

 「独自技術の開発は とても重要であり、その為に我々は国産工作機械や設備を速やかに確立し、輸入製品からの脱却をせねばならない。また高品質の製品を生産するためには、我が国がハイテク技術を開発して行くことが必要である」

 技術分野を近代化するには、機械工作研究局が、国内機械市場の要求を精査する必要がある。彼は 産業省に対しても、機械工作研究局に この件についての予算と決裁権を拡大させる様 指示した。ルオン大統領は、機械工作研究局が 海外の技術導入を図りつつ、改良されたベトナム版を開発し、国内産業の発展に寄与するよう求めた。


 (ブログ筆者寸評)

 ルオン大統領の気持ちは判らぬでも無いが、掛け声だけである。現実問題、工作機械や精密機器分野は 産業の裾野が広範に渡り 技術の確立がなされるていることが重要であり、その集大成が、完成された製品に結びつくことが全く考えられていない。ダイカスト技術ひとつ取っても貧弱な今のベトナムの現状では、10年経っても輸入工作技術からの脱却は無理だろう。それよりも、海外の技術系中小企業進出に対する優遇措置の拡大をし、技術移転を図る方が、遙かに効率化が進むと思われる。

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