Column

2019/08/15

ベトナム・ソフトウェア産業育成(15APR2005)

* 副首相ファム・ヤ・キエムに因れば、「ベトナム政府は、現在育成中のソフトウエア産業に対する 製品の高品質化と質の高いプログラマーの育成に必要な支援を提供する。」とベトナムのソフト関連企業のリーダー達との会合の席で誓った。会合は、民間企業人や関係官僚が集まる情報技術開発国家運営委員会の席上、最新のベトナム・ソフトウェア開発技術を政府に報告するために開催されたものだ。

 参加者達は、この分野に於ける政府の基本政策の明確化や、発展の為に新環境への順応化を期待した。会合で、ベトナムソフトウエア協会会長のチュオン・ヤー・ビン氏は、この業界が深刻な人材不足に喘いでいることを指摘し、これを放置すれば業界内で不健全な人材獲得競争を招くであろうと警告した。また彼は、事態の悪化を防ぐために、政府はより多くのIT関連大学を創設し、将来この産業を担う人材を確保出来るようにしなければならないと提案した。

 キエム氏が語るところに因れば、政府はこの事態に既に気づいており、解決の為に実行に移すであろうが、国内業界は主なビジネスを海外に依存する変わりに国内市場の需要を先に満たすべきで、ベトナムソフト市場は、現状その多くの巨大プロジェクトが海外企業に奪われていると語った。昨今、国内ソフト関連企業の多くは、将来のソフト市場の可能性が高い(年間推定評価額1兆ドル?訳者注:桁の間違いでは無かろうか)日本に目を向けており、何とかアメリカでこの分野で大きく水を空けられているインドのライバルに対抗しようとしている。国内業界は年間30%にも及ぶ成長を遂げているにも関わらず、昨年の業界全体の輸出の売上高は僅か150億ドルと政府の掲げた目標500億ドルに遙かに及ばぬ数字である。

(筆者ブログ寸評) 

 この分野は、優秀な頭脳の海外流出が年々激しくなっており、国内業界間で、引き抜き合戦が始終行われている。重要なプロジェクトを担当していた技術者が 他社の高給優遇に釣られて明日から会社に来なくなるような事が頻繁なのだ。

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