Column

2019/11/21

21世紀の政治亡命(27APR2005)

 

 カンボジアへ難民として密出国したTay Nguyen中部山岳地帯出身の13名の少数民族が、今週火曜日、自らベトナムへ帰還した。彼らは、カンボジア当局から強制退去させられた後、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)カンボジア代表事務所に引き渡されていた。ベトナム政府にとって、このようなケースは今年に入り既に三度目のカンボジアからの帰還者受け入れでだ。前回の事件では21名の帰還者を2005年1月25日にベトナム・カンボジア両政府の間で合意した取り決めに因り、UNHCR監視のもと受け入れている。

(ブログ筆者寸評) 

 

 記事には具体的な少数民族について難民としか書かれていない。2000年代以前と比較すれば様々な物資が市場に溢れる昨今なぜ難民が出るのかと疑問に思われる向きもあろう。実際ベトナム国境沿いの村や町の人々は今も彼ら独自のルートでベトナムの身分証明書一枚見せれば自由に日帰りで行き来可能で、そのような人々の中にはそのまま近隣諸国(特にカンボジア・ラオス)に働き口を求めて居着く人達も大勢いる。

 以下は筆者の勝手な推測だが、Tay Nguyen中部高原地帯に住む少数民族の一部にはマレー系の人々が含まれており、ベトナム戦争当時、共産勢力と対峙するためアメリカの肝煎りによって南ベトナム(サイゴン)政府に協力し、北ベトナム政府に対峙ていた人々がいたという。彼らは統一後の現在もハノイ政府から教育、就職など市民サービスに関する様々な差別を受けているとの事。言わば、懲罰的待遇。それゆえの政治難民化した少数民族と考えられる

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