Column

2020/01/09

もっと電力を!!(03MAY2005)

 2005年5月2日、南部のBa Ria-Vung Tau地区に完成した2,260MWの発電能力を備えた5つのPhu My火力発電所の開設式が、Phan Van Khai首相を招いて公式に行われた。5つの施設の稼動により、これまでの電力不足に歯止めを掛けると共に、経済急成長を遂げる我が国の電力需要を賄う事が可能になる。発電所の開設は10年前、中・南部地区の深刻な電力不足をもと、政府が迅速且つ果敢に建設を決定した結果であると、首相は述べた。彼は亦 今後更に加速する国内電力需要に備え、新たな水・火力に因る電力確保を推進するよう電力セクターに急ぐよう指示した。

 2020年迄にベトナムを先進国へ押し上げるための共産党の目標を達成するには、ベトナムにPhu My火力発電所に匹敵する 或いはそれ以上の規模の発電所を数多く建設しなければならず、1996年に起工したPhu My火力発電所は、今後益々ベトナムの工業化および近代化に貢献して行くとKhai首相は除幕式で抱負を語った。ベトナム電力供給公社の代表Dao Van Hung氏に因れば、1997年に最初のタービンが導入されてから45BKWの電力を供給しているとの事。

(ブログ筆者寸評) 

 今回の火力発電所建設は日本政府のODA主導である。ベトナム社会資本整備目的の為に使われる開発援助はその本来の目的を完遂させている好例と云える。その事をベトナム政府も深く認識し感謝してくれており、タックスペイヤーの一人として嬉しく思う。思い起こせば、10数年前に初めてバンコク経由でホーチミン上空へ差し掛かった時、眼下に広がる夜景は無に等しく時折、漁り火の様な弱々しい光が散在し目に映るだけだった。タン・ソン・ニャット空港も滑走路を識別出来る程度の弱々しい誘導灯がセンターを灯しているだけ。ホテルも、日に5~6回の停電が突如と起こり、都度バックアップ用ジェネレーターがけたたましい音を轟かせ煩く仕事にならなかったほど。

 夜間、街へ出掛けると電気は無く、剥き出しでアスファルト舗装もされていなかったレロイ、グエン・フェ通り(他の道はいうまでもない)にバイクのタイヤの切れ端を燃やして灯りとし、人々が集まり 公道マッサージ、耳掻き屋、シクロ、セオム「バイクタクシー」で賑わいを見せていただけだった。ところが、今は街全体が夜遅くまで煌々と明るく、その当時の模様を思わせる風景は一掃された。社会資本が整いつつあるベトナムは確かに街の灯りに比例し庶民の生活も向上し安定してきた。が、反面 拝金主義が横行する現在、貧しくとも芯から明るかった当時のベトナムの人々を心のどこかで懐かしんでいる筆者がいる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

で、15年後(2019年12月現在)、電力事情はどうなっているかというと、次のリンクをご覧ください。

t.ly/d1PNw

今年2020年で、ベトナムは街の風景などは、先進国に近くなって様に見受けられるものの、インフラについては電力も、地下鉄建設もまだまだ遅れは続くようです。。。。

 

親日国ベトナムで、日本ブランドを展開するなら今がチャンス!