Column

2020/03/21

外国人との婚姻法改正案(15MAY2005)

 法務副大臣Hoang The Lien氏は、ベトナム人と外国人との婚姻に関する新たな規則について当紙に語ってくれた。先ず、現在のベトナム人と外国人の婚姻の状況は、年々増加の一途を辿っているとし、台湾人男性だけでも8万人のベトナム人女性と結婚しており、越僑(外国在住ベトナム人)男性もその目的でベトナムへやって来ている。他にも韓国人や日本人男性との婚姻も増加傾向にある。これらは詰まるところベトナムの国際化が加速している証だと言える。外国人と結婚して素敵な家庭生活を送るベトナム人女性もいる一方で、まだまだ経済的理由で外国人と結婚する割合も高い。

 外国人との婚姻に関し、婚姻法の未整備が指摘されているが、確かに抜け穴が多く不正な婚姻の成立が見受けられる。例えば、現状では結婚登録を得るには各自治体の法務局に必要な書類を申請すると同時に結婚を望むカップルは行政手続きの一環としてインタビューを受けなくてはならないわけだが、私設結婚紹介所の事前介入やカップルへの行政手続き指導に対する入れ知恵などに因り正規の手続きがねじ曲げられてしまうのだ。他にも外国で離婚しベトナムで再婚を願う外国人男性には独身証明書の提出を義務づけているものの、外国で別の女性と結婚した外国人男性が重婚をするために離婚証明書を悪用。それをベトナム当局へ提出し、ベトナム人女性と結婚するケースも見られる。

 これらの抜け道を改善するために、法務省は政府へ外国人との結婚法68箇所の見直し案を提出し今年6月には承認を受ける予定でいる。新しい改正法では、行政関連当局の行政手続きをより厳格化し責任が一層、明確化なされるという。詳しくいうと始めに、行政手続きに掛かる時間を明示した上で、結婚当事者のカップルを結婚紹介所や弁護士抜きで法務局に呼びだし審査し、結婚目的や当事者双方の意志の疎通が会話により可能かインタビューを通じて厳しくチェックして行く。

 改正法の目的はベトナム人新婦が最終的に新郎の国の言葉を理解せず実質“新郎の実家”との結婚に至るのを防ぐ為だ。独身証明書に関しても、その有効期間を半年以内とし、違法な結婚紹介所の介入が認められた場合は、その申請を全て却下できると定められる。この法が導入されると、これまで以上に婚姻手続きが複雑化・煩雑化してくるものの、結婚は一生の問題でありベトナム人女性を守り、幸せになって貰うための措置なのだ。確かに結婚紹介所そのものの規制がなされると、ベトナム人女性はどこで外国人の結婚相手やその当該国の情報を得たらよいのかと言った質問も受けるが、そもそも現行法では結婚紹介ビジネスを禁止している。受け皿として、ベトナム婦人会は結婚相談窓口を設けており、結婚やその手続きの相談に当たるばかりでなく、嫁ぎ先国の文化・習慣等の教育を提供しているとのこと。

(ブログ筆者寸評) 

 外国人との婚姻自体、悪いことではなく筆者もその一人だ。筆者自身、ベトナム人妻に支えられなんとかつつがなく現地での生活をさせて貰っているが、確かに以前から韓国系結婚紹介所の派手さは以前から目に余るものがあった。何せ ベトナム人女性と仲を取り持つためのベトナム現地お見合いツアーを催行し、その様子は、オークションで女性を競り落とす感じを彷彿させた。これらに参加する女性は基本的に貧しい農村部出身が多く、経済的困窮から逃れる為や外国への憧れからお見合いに参加するのだが、相手男性とは一切のコミュニケーションが取れず、胸につけた番号で韓国人男性に指名されると、ほとんどがコンベア式に即結婚手続きとなる。

 しかし結婚後、期待通りに外国生活を始めるようになった彼女たちだが、現実は韓国の農村部での暮らしを余儀なくされ、結果的に嫁ぎ先の労働力に過ぎないケースが後を絶たない。その上、韓国語も話せず、嫁ぎ先でのトラブルを訴える場もなく、不幸で不利な結婚生活を強いられるのが一般的なのだ。根底には貧しさが潜んでおり、行政手続きの改善だけで事足るのかと筆者は考えるが今後も、ベトナム人と外国人の結婚は増加するだろうから、審査以前に人として外国人・ベトナム人隔てなく真摯で神聖な気持ちでカップルたちが幸せな結婚に至って欲しいものである。

 ところで、ホーチミンを中心にベトナム人と結婚した日本人の会「恐妻会」と「良妻会」がある。前者は、ベトナム人女性と日本人男性カップル 後者はその対をなしている。ここにはベトナム人と結婚で日々是好日或いは悪戦苦闘の毎日を送っている紳士・淑女が大勢いるので、ベトナム人との結婚を考えている日本人は 一度 次のサイトを覗いては如何かな?コメントを頂ければ 個別に筆者の経験の範囲内で こっそりお話しましょう(笑う)

* 2003年頃、インターネットの普及により恐妻会・良妻会はその役割を終え解散しています。

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