Column

2019/06/24

出国するベトナム人から出国税徴収開始?!

  「ベトナム人は、出国するたびに3〜5米ドルの「出国税」を支払うべきである。」

と元観光当局役人で現国会議員が示唆。6月中旬の国民議会でのベトナム移民法案に関する議事に参加中の、Nguyen Quoc Hung(元国家観光局長)議員はこう述べる。この資金で、ベトナムの外交官が海外在住のベトナム国民を支援し、人々の出入国の環境整備やベトナム観光イメージを海外に広めるための新技術導入するために利用する可能性があると語った。

同議員によると、昨年度、日本は出国税を導入し、同国民が出国するたびに1000円(約9.23米ドル)を徴収。他国でも既に一部導入が進んでいるとし、「日本政府は、観光開発への投資と移民の改善を支援するために年4億ドルの税収を得ることを期待する。」とした。ベトナム旅行代理店協会によると、昨年度は約1000万人のベトナム人が海外渡航し、出国者の伸び率は対前年20%に拡大した。

(ブログ筆者寸評)

 今回のニュースで、昨年度のベトナム人渡航者数が約1000万人だったことを初めて知った。東南アジア域内においてのLCC各社の新設や都市間を繋ぐ新ルートの開設などにより近年ベトナム人渡航者数がうなぎのぼりに増加中と感じていたが、まさかいつの間にか、2018年度の日本人渡航者総数1895万人の半数近くまでその数を増やしていることに驚きを禁じ得なかった。ベトナム観光局の資料に因れば、今から24年前の1995年のベトナムへの海外からの入国者総数は、約135万人。内日本人の入国者数は約12万人程度。その頃、ベトナム人出国者数といえば、そのほとんどが政府関係者で、一般客を含めても年間約2万人程度。それが今日では、500倍だ。1993年、初めて筆者がベトナムへ来たときとは隔世の感がある。

当時、日本からの直行便はなく、香港かバンコク経由のみ。ベトナム航空の機材もソビエト製のツボレフ。機内の空調が悪く、天井から水滴が落ちてくるそんな代物。到着したTan Son Nhat空港ターミナルは、小さく古びた建物で、到着機からタラップ一段ずつ降りて、入国ターミナルへは歩いて行った。入国審査は全て台帳管理。台帳と旅券を首っ引きで照合し、ひとり入国させるのに最低15分はかかったものだ。しかもターミナル内には空調設備は一切なく、天井ファンがかろうじて設置されていたものの、5機に4機は壊れて使い物にならなかった。

空港到着後、2時間ほどの入国審査をようやく済ませ、荷物を受け取り両替所で、一週間分の旅費として3万円をベトナムドンに替えて貰った。すると、両手で抱えるほどの3つのブロックのベトナムドンを渡された。券種は全て5000ドン札。あの時代、5000ドン紙幣が最高額紙幣だったのだ。受け取ったブロック束をカバンに仕舞い、ターミナルを一歩外に出ると、大勢の人だかりに囲まれた。なんと、白タク・バイクタクシー・シクロドライバーらが客引きに詰めかけて来て、中には、商談も済んでいないのに客の荷物を勝手に持っていって有無も言わせぬ輩などもいて、「大変なところへ来てしまったなぁ〜」と暫し言葉を無くしたものだった。

話が妙に脱線してしまったが、今日の筆者寸評は思い出すがままに今日のところは昔話でご勘弁を♪

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