Column

2019/09/23

少数民族の女の子サクラの夢

 有名な日本のアニメのヒロインにちなんでサクラと名付けられたベトナム中部に住む少数民族の乙女は、将来のキャリアを教師となり、彼女の周りの人々に役立ちたい希望しています。クアンナム省出身で今年19歳になる少女、Briu Thi Sakuraは、錆びついたテレビと古いワー家具しかない貧しい家で幼少期を過ごしました。「家族は末っ子の妹をサクラと名付けました。理由は、この名前が希望と運命を変えると考えたからです」と、長女のBriu Thi Bronhは話してくれた。とはいえ、日本で有名なアニメキャラクターにちなんで名付けられたベトナム人の少女にとって、その人生は容易ではありませんでした。

 父親が亡くなると、サクラの母親のHoi Thi Puoiは、7人の子どもたちを養う働き続けたもののやがて病に冒されると、サクラに母親の面倒や治療費を負担させることになった。サクラは地元のゴム園で働きながら家族の生活を維持しつつ、賄ったお金でフエ教育大学に通いながら、一年生で高成績を得、大学から「優等生」の称号を与えられた。サクラの人生の目標は勉強を続けて教師になり、貧困に苦しむ子どもたちが教育を受けられるよう支援しながら家族を支えてゆくことだと話す。「私の名前はサクラですから、愛する人々に幸せをもたらすために最善を尽くします」と、彼女は楽観的に語り、そして彼女の尊敬する母親が人生のモチベーションであると付け加えた。

 サクラが通う大学のHuynh Thi Hong Hanh校長は、さくらが教室と社会活動の両方で日々研鑽し、活躍していることに、クラスメートや教師から多くの愛と賞賛を得ていると語る。昨年、サクラは、貧困層の家族からの学生を経済的に支援するためにTuoi Tre(若者)新聞が授与した奨学金である「Tiep Suc Den Truong」(学生への力を与える)の受賞者として選ばれた。サクラの今後の活躍を益々、期待したい。

(ブログ筆者寸評)

 ベトナムの教育制度といえば、あれやこれやと様々な問題を抱えており、昨今では、小・中学校へ進学(特に都市部の)するにも何がしかのお金が付け届けとして必要となる。そのような負の一面もありながら、一方で、これぞ社会主義国というか、本当に優秀な早くから児童・生徒・学生は、国費で教育が賄われる制度があり国を挙げて、支援するシステムが存在する。各学校に特殊選抜クラスが設けられ、そこでは同級生と異なるスピードで授業が進められカリュキュラムは別途組まれるのだ。実際、筆者の一番末の義妹は小・中学校時代、このクラスに編成されていたので、この事実を知った次第。

 今回、主人公のサクラさんの記事を読み、恐らく彼女もこのような支援を国から受け高等教育のチャンスを得たように思われる。いずれにせよ、世のため、人のため、大きく社会に羽ばたいて頂きたい。ところで、サクラが主人公の日本の人気アニメってなんだろう。50過ぎのオジサンにはピンとこないのだけど(笑う)

 

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