Column

2019/12/02

監視カメラで公安官御用

 ベトナム北部タイ・グエン省の公安官は、息子の少年がお店から無断で持ち出したソーセージの代金を支払うよう訴えた店員を平手打ちをした一部始終を監視カメラに撮られ、公務を一時停止された。同省公安署は事件を起こしたPho Ye街の公安官Nguyen Xo Vietに取調べの為、1ヶ月の職務停止を課した。「Viet公安官の不正行為の十分な証拠を収取し、集彼に対し適切なペナルティを決定する」と公安署Dang Duc Dang副部長は語る。

 事件は、店内設置の監視カメラが撮影、その動画がSNSに拡散され発覚に至ったもので、去る11月10日(日)にPhu Yen町Tan Phu村のスーパーマーケットで起きた。動画には、サイクリングジャージとショーツを身に着けてたViet公安官がベンチに座って、息子にソーセージを取りに行かせた。そして少年はソーセージのパックをつかんで支払いをせずレジを抜けた。男性と女性店員の2人が、その男の子に最初に食べ物の代金を支払うように求めたが、Viet公安官は息子にそれを無視させた。息子が混乱たので、公安官は彼に近づき、店から出る前にその手からソーセージを抜き取り、無断でパッケージを開け、女性店員にソーセージを投つけた後、多くの買い物客の面前で男性店員を平手打ちしたのだった。

 同スーパーマーケットのマネージャーは、後日にTuoi Tre新聞に、事件は公安官と店員らによる誤解があったと語り、問題は既に解決されており、Viet公安官は2人の店員に謝罪し、店側とも和解したと述べた。

(ブログ筆者寸評)

 ジョージ・オーウェルの1984や中国の様な監視社会までになっていないベトナムでも、公共の場や人が集まるところには様々な監視カメラが設置され、その目を光らせている。さらにはスマホの普及により、カメラが日常的に人々の手の中にあり、あらゆる興味の対象物をいとも簡単に撮影し、SNSなどにアップされる時代を迎えつつある。つまり“動かぬ証拠”が残るわけだ。このような文明の利器が世に普及する前まで、仮に今回のような事件が起きたとしても、すぐもみ消されていた。例えば、公安が突然、飲食店に押しかけて、“みかじめ料”を店主に求め、その要求を拒否したところ袋叩きにされたとか、賄賂に絡む役人とのトラブルで罪をおっ被されるなんてことは日常的に起きていた。

 最近、この手の事件が減ってきているのは、監視カメラやスマホの普及に拠るところ大だ。それにしても、件の公安官、監視カメラの存在に気づかなかったのは、単なる間抜けか、この日が日曜日ということもあって、酔っていたのかも知れないが、映像は永久に残り、その分、彼の公安人生に一生ついて回る汚点をも記録したのは何とも迂闊、申し開きできないなぁ〜

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