Column

2020/03/22

最新感染者は帰国の留学生

 ハノイ・ノイバイ空港に到着した4名と、ホーチミン・タンソンニャット空港に到着した5名、計9名がCovid-19の陽性反応を見せ、これまでの感染者総数が85人を記録したと3月19日(木)保健省が発表した。

 77番目の感染者は、ハノイのタンスアン地区のナンチン区に住んでいる25歳のベトナム人女性。英国在住ベトナム人学生であった彼女は、3月17日カタール航空976便でハノイに着陸。到着時に彼女は検疫を受けた結果、Covid-19の感染を確認した。78番目も英国在住だったベトナム人学生は22歳の男性で、ハノイのバクトゥリエム地区住人。彼は3月17日、エミレーツ航空394便でノイバイ空港に着陸し、3月19日に検査を受け、Covid-19の陽性を確認した。二人の患者は現在、国立熱帯病病院で隔離されており、健康状態は安定しているとのこと。

 79番目は、48歳の女性で、メコンデルタ州のバクリュウ県のドンハイ地区在住。彼女は過去2年間英国に住んでいたという。彼女は、3月14日、エミレーツ航空004便でロンドンからドバイに飛行し、3月15日にエミレーツ航空392便で、タンソンニャット空港に着陸した。到着時、彼女は無症状だったが、大事を採り市内12区の医療施設で隔離。その後、3月16日、彼女は発熱したため、Cu Chi野戦病院に送られ、彼女の肺に損傷を発見。3月17日になって、一度目の検査で、Covid-19陽性反応を示し、3月18日に行われた二度目の検査でも陽性を確認。現在彼女は引き続き、Cu Chi野戦病院で治療を受けているとのこと。

 80番目は、79番目の息子で18歳。彼もまた母親と英国に2年間在住し、今回、母親と一緒にベトナムに帰国した。当初、彼も到着時には無症状だったが、3月18日になって陽性が判明。彼も母親同様隔離され、母親と同じ病院で治療中。81番目は、コントゥムの中央高地州のコンプロン地区出身の20歳の男性。彼はパリからベトナムへ、エールフランス258便でタンソンニャット空港へ3月15日に着陸した。到着時に無症状だった彼は、一旦、第12地区の施設へ隔離され、3月19日に陽性が確認された。82番目はホーチミン市5区の16歳の女性。彼女は母親と一緒に3月14日にエミレーツ航空30便でロンドンからドバイに飛行し、3月19日に陽性が確認された。 

 83番目は、市内ビンタン区に住んでいる50歳のアメリカ人女性。彼女はトルコ航空612便でイスタンブールから飛び、3月15日にタンソンニャットへ着陸。ベトナムに入国の14日前に、彼女はタイのプーケットを旅行。彼女は到着時に無症状であったが、3月19日に念の為、12区で隔離中。 84番目は、英国帰りのベトナム人学生で、ハノイ・ドンダ区在住21歳男性。3月18日にベトナム航空54便で、ハノイ・ノイバイ空港に到着。3月19日の検査結果で陽性が判明。直ちに彼はドンアンの国立熱帯病病院で隔離されたものの健康状態は安定中。85番目も英国帰りでハノイのバディン地区居住の20歳男性で、ベトナム航空54便で3月18日にノイバイ空港に着陸。翌19日に陽性反応が出て、先の国立熱帯病病院で隔離中だが健康安定している。

 ベトナムでは新規発症が22日間なかったものの、3月6日以降、69件のCovid-19感染者を記録。初期に感染した16人は既に治癒し、退院済み。

VNexpress 19MAR2020 抜粋要約

(ブログ筆者寸評)

 先週は海外在住ベトナム人の母国への帰国ラッシュが続いた。現在の欧州の状況を見てみれば、恐怖にかられての行動は理解できる。また、英国のCovid-19への戦略が、国民が感染し、多少の犠牲者を見越しても全ての人々に耐性(免疫力)をもたせることによって成り立つものだから、陽性キャリアの数が群を抜いて多いのは必然と言えるだろう。さらに、Covid-19自体が日々進化を続けているようで、当初、致死率が高いのは高齢者と重度の既往症を持つ人と限定されていたが、10代や20代の若者の犠牲者が続々と発生している。

陽性反応者が搭乗した各社航空便リスト By ベトナム保健省 

  また他方、21日(昨日)からアメリカ政府も自国民の海外渡航制限措置を発動する中、帰国のチャンスさえ狭められてゆく現状、先週までが母国に帰還する最終リミットだったと言えるだろう。問題は、その様な帰還者が潜在的に持ち込む感染だ。全く、感染した本人には罪はないのだが、ベトナム在住者は今後月末までの2週間は、不要不急の外出は厳に慎みやり過ごすことが肝要。それと共に、食料など生活必需品は最小限家族に必要な分だけ、しっかり備蓄することをお勧めする。

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