Column

2020/03/23

Covid-19検疫・治療体制に医師9万人動員中

 現在ベトナム政府は、90,000人の医師と125,000人の看護師を動員し、Covid-19患者の隔離と治療活動に従事させている。当初の計画どおり3月18日(水)までに、Covid-19患者急増に備えて、全国で90,000人の医師と125,000人の看護師が配置される予定だった。また必要に応じて、医学生もCovid-19の戦力として参加動員すると当局者の弁。「医学生は、ウイルス検査のためのサンプル採取、疑わしい患者の隔離、医師と看護師の支援の訓練を受ける。加えて、必要に応じ、リタイア後の医師や看護師にも動員要請をかけるつもりである。」とグエン・チュオン・ソン保健副大臣は述べた。グエン・スアン・フック首相は3月17日(火)に全てのレベルの病院・軍隊・警察が即対応の後方支援を開始できるように準備する必要性を指摘。

 現状、全国の医療施設には、凡そ3,000台の人工呼吸器が準備されている。パンデミックが悪化し、より多くの患者が重篤になり、自力呼吸できない場合、緊急時に備えて人工呼吸器が確保するとのこと。保健省は、今後もより多くの医療機器・医薬品・マスク・防護服・消毒剤を入手する計画を立ててる。現在、病院のベッド数は、ウイルスに感染している疑いのある人々を隔離し、感染したものを治療するという要求を満たすのに十分であるとソン保健副大臣。

 

 

 最悪の事態に備える為に、同国の主要都市であるハノイとホーチミンは、最悪のシナリオに備えて医療インフラを整備中で、ホーチミン市保健局長のグエン・タン・ビン氏は、パンデミックが予想以上に長引いたとしても、同市はCovid-19に対応するための十分な数のスタッフ、施設、機器を準備していると胸を張る。同市は、300床のベットを持つカンジオ地区病院をCovid-19患者の治療に特化した施設に転用。3月16日(月)以来、病院は咳や発熱などの症状のある患者を受け入れを始めた。

 当初、汚染国(地域)からベトナムに帰国した人(F1)や、それらと接触した人々(F2)を隔離するための集中医療キャンプとして設立された300床のクチ野戦病院は、感染症の治療施設として使用中だ。ホーチミン市腫瘍内科病院第2病棟は6月からの稼働準備ができており、仮にCovid-19患者数が増えた場合でも、ここを使用し治療を行うことが可能とのこと。ホーチミン市内の約400人の感染症専門医師が他の専門外医師を訓練し、市内で最大1,000〜1,400人の患者を治療できるようにもする。同市は、既に4月に必要となると見込む、2万セットの感染キットの手当が済んでおり、5月と6月に同数のセットを追加予定。

 ハノイについては、4,000床を超える看護ベッドがCovid-19患者のために準備されており、うち半分は野戦病院にある。ハノイ市のグエン・ドック・チュン議長は、今後更に多くのベトナム人が欧州から帰国するため、同市は検疫のためにいくつかの公共施設を医療施設に変えたと述べる。これらには、約2,000人を隔離できる427室があるロンビエン地区のトンタン再定住地域や検疫の為に2,000人が収容できるホアンマイ地区の学生宿泊施設、さらに未完成ながら現在建設中のメーリン総合病院が含まれ、同地区は常時200人分の検疫・隔離が行えるようになるとのこと。加えて、ハノイ市の郊外にある一部の職業訓練校も医療施設として充当を検討中とする。

VNexpress 19MAR2020 抜粋要約

(ブログ筆者寸評)

 この様な非常時に真っ先に為政者が国民に与えなければならないのは、”安心感”である。とにかく、国民から不安を取り除くことが大切だ。その観点から、ベトナムは、機能的にとてもよく動いていると思う。もちろん、ここに書かれている全てのことが実施に移されるかどうかは不明だが、それでもきちんと既に対策をとっている案件に対しては具体的に情報を開示し、未定のものに関しても、いつごろにと”予定”を明示している様は見事である。100年に一度の災禍と巷で言われ始めたCovid-19。隔離や治療に関する医療の拡充も、重要案件だが、経済対策についても同時並行で、果敢に手を打ち、甚大な損害を被った各業界・各業種に対する救済措置を講じて貰えれば更に言うことなし!

 

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