Column

2020/03/25

民間ホテルを隔離施設に転用

 3月22日(日)の時点で、約145軒の2つ星から5つ星のホテルが、Covid-19の疑いがある患者の隔離施設として登録という。ベトナム政府観光局によると、これらホテルは、主にハノイ・ホーチミン市・ダナン・ユネスコ遺産のハロン湾と南部産業の中心地であるドンナイクアンニンなどの主要都市にある。これら施設は有償で、隔離期間中に寝室やその他の基本的なサービスを提供する。文化スポーツ観光省は、これらホテルリストをCovid-19予防のための全国運営委員会に提出し、隔離施設に認定し設置。隔離に使用されるホテルは、目的外使用はされず、電気、水、衛生、浴室、換気などの重要な生活環境を確保。これらのホテルに、警備員が配備され無許可の人々の入館を常時監視、また出入りの際に、全ての車両は消毒を受けることになる。

 

 当該ホテル従業員らは、常時マスクの着用や会話制限など、隔離の目的を果たすための訓練を受ける。当該地方自治体は、選択したホテルの検疫プロセスの支援および監視する責任を負い、規制を遵守しない者は処罰対象となる。ベトナムに入国してから14日間の強制隔離の対象者は、検疫のためにこれらホテルに滞在し、支払いを希望する場合は当局に希望を出し、登録する必要があるとのこと。

 22日(日)の時点で、122人がホーチミン市カンザオ区内の有料隔離区域に送致された。市観光局によると、同地区で検疫された197件のうち、75件はカンザオ病院で無料隔離を受けたが、残りはPhuong Nam Hotelで43人、Can Gio Resortで30人、Mangrove Resortで49人が有料隔離になった。カンザオ地区の一部のホテル所有者は、1日あたり35万ドン(約15米ドル)から50万ドン(約21米ドル)の範囲の料金で隔離者を受け入れている。

 ダナン中心都市の観光当局者は、700以上のホテルの部屋が、保健省の規制に従って14日間の隔離下に置かれる海外から帰国する人々のための隔離施設として準備ができていると述べる。また多くのホテル、リゾート、その他の宿泊施設は、Covid-19の疑いのある患者の隔離施設として機能することに同意済みとのこと。

VNexpress 23MAR2020 抜粋要約

(ブログ筆者寸評)

 私事で恐縮ですが、私の娘も現在、ベトナムで隔離中。留学を打ち切って退避の為に急遽ベトナムに呼び戻したのですが、20に無事帰還。ところが既にコロナ・ホットスポットのひとつであったアメリカは、当局からの隔離対象国の指定を受けていたため、21日からの入国者全て隔離適用を前に措置を受けることになりました。その時の顛末状を如何に書いて起きます。尚、娘は、隔離対象者枠が一気に増えた時期ということもあり、無料隔離施設を割り当てられています。

さて、

 わが家もアメリカ留学中の娘を急遽呼び戻す事にしました。有事の今となり、しかも罹患の怖れのあるCovid-19、平時は留学生と言う”お客様”でも、America Firstの御代では、いざと言うとき、外国人学生は足手纏いになりかねません。いざ、治療が必要となったとしても、この様な非常時には、自国民優先で外国人は後回しになるのが目に見えています。高額な治療費以前の問題になると娘を説得。

 昨夜(20日夜)、成田経由でホーチミンへ無事帰還しました。21日からアメリカでは全土で移動制限に入るため、帰国するギリギリ最後のタイミングだったと夫婦揃って肩の荷を下ろした気分でした。ただ、娘はベトナム政府の指定する制限エリアからの帰還でしたので、始めから隔離措置を取られることは覚悟していましたから、空港へ迎えに行かず、彼女からの連絡を自宅で待つ事にしました。彼女の搭乗機の到着から1時間ほどして、初めに送られて来たのは、”隔離通達書” とにかく、当局の指示に従えと、そこで一旦連絡は途絶え、時刻は23時過ぎ。こちらも就寝。

 今朝になって、娘から隔離施設の様子を画像と共に知らせて来ました。場所は、Thu Đức郊外で、古い7階建のビルに一室4人での共同生活。エアコンは無く、扇風機が2つあり、その内1つはOut of order…昨夜は、二段ベッド以外に寝具はなく、枕・毛布・シーツ抜きだったものの、今日から支給を受けるそうです。

 食事は、カンティーン(食堂)が一階にあり、そこへ朝昼晩の三食を集団で採りに行き、別途、おやつも頂けるそうで、食事については満足との事です。あと、本人が使う日用品や趣向品、菓子やフルーツなどは差し入れに行けるそうなので、近々彼女のリクエストを纏めて持参します。

一夜明け

 娘へ差し入れを届けました。場所は、ホーチミン国家大学学生寮を利用し隔離施設に充てています。我々と同じような家族が、常時20人くらいひっきりなしに差し入れを持ち込んで来ます。中には、Grabデリバリーを利用して、差し入れを届ける強者もいます。

 門番に娘の名前と部屋番号を差し入れ荷物に記載して託します。門番は各荷物を学生寮入り口に設けたセーフティーゾーンまで運び、後ほど隔離者は決められた時間に個別に取りに来るようにして接触を防いでいます。

 

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