Column

2020/03/14

フェイク・ウィルスカードにご用心

 医療スペシャリストは、現在オンラインで宣伝され販売中のウイルス保護カードはSARS-CoV-2に対する効果はないと警告している。保健省予防医学総局の前部長Trần Đắc Phu准教授は、近頃話題にのぼるこのカードの使用に強く反対。そして、この予防方法は、厚生省とCOVID-19の予防と管理に関する全国運営委員会で推奨されず保健省の公衆衛生緊急作戦センターコンサルタントでもあるPhu教授は述べる。

 この商品の販売者は、”Virus Shut Out”という名前のウィルスカードを日本から輸入し、着用者をコロナウイルス感染から保護すると主張する。 そして、半径1〜2メートル以内の着用者の周囲の空気を浄化できると宣伝し、2か月間持続的に使用できるともいう。使用法は、首の周りにひもを付けてカードを装着したり車のミラー、家具、またはドアノブにカードを掛けることを推奨する。販売価格はひとつ15ドン(約6米ドル)か100万ドン(約43米ドル)となっている。

 Phu准教授は、人々はウイルスの予防と制御に関する厚生省の指示に従うべきだと警告し発熱や咳の症状がある人とは密接に接触しないようにし、日に何度も石鹸で手を洗うこと。素手で目、鼻、口に触れることを控えるようにすること。また咳やくしゃみをするときは、口または鼻をティッシュまたは服の袖で覆い、直ぐに手を洗う必要があると話した。加えて、人混みに出かける時や、風邪の症状のある人と接触するときは、マスク着用を勧め、テーブルと椅子の表面、階段の手すり、ドアノブなどは定期的に掃除するようにアドバイス。

VNS 11MAR2020 要約抜粋

(ブログ筆者寸評)

 今年1月下旬、私が日本出張中に家内から、この”Virus Shut Out”(ウィルスブロッカーとも)を日本滞在中に買ってくるようにとのメッセージが入った。その時のベトナムでの相場は、一枚35万ドン。”怪しい〜”と、すぐさまスマホで、この商品情報を調べたところ、軒並み’売切れ’!さらに商品名からいくつかのサイトを読み解いてゆくと、次のリンクにある環境感染誌2017年4月32号に掲載された西村修一氏が執筆した身体装着型の二酸化塩素放散製剤の検証報告の冒頭の要旨の中で、「どの製品でも10センチ離れた場所で二酸化塩素はほとんど、或いは全く検出されなかった。」と結論付けている。詳細はご自身で件の報告書を読み進めて確認して見て欲しい。それにしても、日本からこの様な詐欺まがいな商材がベトナムで売られるとは、現地在留邦人のひとりとして残念だ。

t.ly/zqgWk

 

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